雪乃・舞依と志乃神・晃の設定などを徒然と、いや適当に・・・。SSとかバトンとかで
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このブログにおいてある作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、作成を依頼したものです。
イラストの使用権は雪乃に、著作権は書いていただいたイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
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晃「これで、今日の納品分は全部仕上がったな・・・」
ソレは、梅雨のある日、
薄暗い雨の日の軒先から始まった。
「さぁ、今宵のグランギニョル(荒唐無稽な人形劇)を始めようか」
ふと聞こえた声に振り返れば、其処にいたのは見慣れた顔
晃「・・・・・お前」
見慣れて、懐かしくも、ここに居てはおかしい人間で―――
一時呆気にとられたものの、その異様さに思い至ると即座に抜刀する。
晃「誰か、いや…何者かは知らんが、命が惜しければ即その変装をとく事をお勧めする」
構えられた刃の先で、肩をすくめる明珠は生前と変わらぬ自然体で、
生存本能が壊れているかの如く、平然としていた。
銃音「どうしたのさ、お化けでも見たような顔して?」
晃「てめぇ、化け物そのものだろ?」
嘲るように、笑う、哂う。嘲笑って、一頻り哂い、一転して満面の笑みを浮かべて
銃音「だから、グランギニョルだよ。知らない?」
と、言ってのけた。
晃「恐怖劇かなんかだろ・・・ソレが、遺言か?」
銃音「残念。ギニョルは人形劇、グランギニョルで荒唐無稽、滑稽な~の意味を持つ劇場の代名詞みたいなものさ」
晃「・・・? 何が言いたい」
銃音「だから、グランギニョルだよ。自分じゃ分かってないと思うけど」
晃「イカレてんのか・・・・?」
銃音「ハハハ、どっちがイカレテルカナ」
晃「……訳の分からん奴だ」
雨脚の強まる軒先で、無関係とばかりに戦意を漲らせ、殺し合いの体を成す。
それでも明珠は自然体のままで、愛用のライフルすら手にとろうとしない。
その様子に気味の悪さを覚え、一刀の下に切り捨てようと踏み込んだ。
その時、
雪乃「一人で、雨の中で稽古しなくてもいいんじゃ・・・?」
第三者の、的外れな声が聞こえた。
晃「ッ!お前、目が腐ったか?居るだろうが、目の前に」
雪乃「仮想敵のことを言われても・・・私にはちょっと分からない・・・」
晃「仮想?此処に存在してるだろうが、忌々しい似姿で現れやがった賊が!!」
雪乃「・・・疲れてるの?」
晃「テメーもテメーだ!銅像でもねーのにだんまり決め込んでんじゃねぇ!」
銃音「あぁ、だって。ぼくが喋っても聞こえないし」
雪乃「・・・・幻影見るほど酷いなら、休んだほうがいい」
晃「何、言ってるんだ・・・?」
銃音「死人がいきなり現れる訳無いじゃない?」
雪乃「何も無いところで独り言と稽古じゃ・・身に入らないよ?」
不思議そうな顔をして玄関にタオルを置いてそのまま部屋に戻る雪女をみやり、
楽しそうに哂い続ける人狼を見る。
晃「・・・」
銃音「僕が何者かって?簡単だよ、お前の妄想の産物」
晃「妄想?」
銃音「妄想がいやなら思い込みかな」
晃「・・・何?」
銃音「グランギニョルは開幕したよ。自分の作り上げた死人の似姿と、死ぬまで踊れば良い」
晃「・・ハハ、俺狂ってんのか?」
銃音「短いだろうけど、死ぬまでヨロシク」
晃「・・・・・お前」
見慣れて、懐かしくも、ここに居てはおかしい人間で―――
一時呆気にとられたものの、その異様さに思い至ると即座に抜刀する。
晃「誰か、いや…何者かは知らんが、命が惜しければ即その変装をとく事をお勧めする」
構えられた刃の先で、肩をすくめる明珠は生前と変わらぬ自然体で、
生存本能が壊れているかの如く、平然としていた。
銃音「どうしたのさ、お化けでも見たような顔して?」
晃「てめぇ、化け物そのものだろ?」
嘲るように、笑う、哂う。嘲笑って、一頻り哂い、一転して満面の笑みを浮かべて
銃音「だから、グランギニョルだよ。知らない?」
と、言ってのけた。
晃「恐怖劇かなんかだろ・・・ソレが、遺言か?」
銃音「残念。ギニョルは人形劇、グランギニョルで荒唐無稽、滑稽な~の意味を持つ劇場の代名詞みたいなものさ」
晃「・・・? 何が言いたい」
銃音「だから、グランギニョルだよ。自分じゃ分かってないと思うけど」
晃「イカレてんのか・・・・?」
銃音「ハハハ、どっちがイカレテルカナ」
晃「……訳の分からん奴だ」
雨脚の強まる軒先で、無関係とばかりに戦意を漲らせ、殺し合いの体を成す。
それでも明珠は自然体のままで、愛用のライフルすら手にとろうとしない。
その様子に気味の悪さを覚え、一刀の下に切り捨てようと踏み込んだ。
その時、
雪乃「一人で、雨の中で稽古しなくてもいいんじゃ・・・?」
第三者の、的外れな声が聞こえた。
晃「ッ!お前、目が腐ったか?居るだろうが、目の前に」
雪乃「仮想敵のことを言われても・・・私にはちょっと分からない・・・」
晃「仮想?此処に存在してるだろうが、忌々しい似姿で現れやがった賊が!!」
雪乃「・・・疲れてるの?」
晃「テメーもテメーだ!銅像でもねーのにだんまり決め込んでんじゃねぇ!」
銃音「あぁ、だって。ぼくが喋っても聞こえないし」
雪乃「・・・・幻影見るほど酷いなら、休んだほうがいい」
晃「何、言ってるんだ・・・?」
銃音「死人がいきなり現れる訳無いじゃない?」
雪乃「何も無いところで独り言と稽古じゃ・・身に入らないよ?」
不思議そうな顔をして玄関にタオルを置いてそのまま部屋に戻る雪女をみやり、
楽しそうに哂い続ける人狼を見る。
晃「・・・」
銃音「僕が何者かって?簡単だよ、お前の妄想の産物」
晃「妄想?」
銃音「妄想がいやなら思い込みかな」
晃「・・・何?」
銃音「グランギニョルは開幕したよ。自分の作り上げた死人の似姿と、死ぬまで踊れば良い」
晃「・・ハハ、俺狂ってんのか?」
銃音「短いだろうけど、死ぬまでヨロシク」
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プロフィール
HN:
雪乃・舞依
年齢:
29
性別:
女性
誕生日:
1994/09/22
職業:
中学生雪女
趣味:
読書、スライム弄り、他人と(で?)遊ぶ
自己紹介:
外の事をあまり知らなかった為に人と上手くかみ合う会話が数人にしか出来ない。喋りも沈黙の多いまったりペースだが人を弄る時だけは素が出て一方的に捲くし立てて相手を貶める。
いたずらっ子だが時々常識外れの大ぽかをする。
動物の鳴き声で幾つかウソを教えられている。
(例:猫はメェ~って鳴くんだよっ!?)
スライムマスター(幻獣使い?)
最近は割とほわほわと彼氏に甘えている。
いたずらっ子だが時々常識外れの大ぽかをする。
動物の鳴き声で幾つかウソを教えられている。
(例:猫はメェ~って鳴くんだよっ!?)
スライムマスター(幻獣使い?)
最近は割とほわほわと彼氏に甘えている。
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