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雪乃・舞依と志乃神・晃の設定などを徒然と、いや適当に・・・。SSとかバトンとかで ============================================================  このブログにおいてある作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、作成を依頼したものです。  イラストの使用権は雪乃に、著作権は書いていただいたイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。 ============================================================
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影を纏い影に生きる.
鍛冶師兼暗殺者の家系に生まれた子.
分家に狩られ,分家に取り込まれた一族.
精神は成熟せずとも,肉体は成熟し,本能で戦う下地は完成した.

甲「ようやく一人前やねぇ」
晃「んなもんとっくだとっく,ババァが頷かなかっただけだろうが」
甲「大変やね,あないな反則が保護者ゆーんも」
晃「全くだ.ただの一般人の癖して未だに素手じゃ勝てないとかドンダケだよ」
甲「伊達に能力者の本家と争ってたわけちゃうんやないの?」
晃「・・・忌々しいババァだ,いつか絶対泣かす」
甲「首に剣突きつけて命乞いさせても泣かんとおもうんやけど・・・」
晃「・・・狂人だからな.多分無理だとは思うが」

二人揃って溜息を一つ,脳裏に浮かぶ余裕の笑みを浮かべる忌々しい保護者にげんなりとする.
しばらくして頭を振ると,最上階に設けられた柵にもたれかかり,空を見上げる.

晃「・・・此処からはもう引き帰せん」
甲「引き返すつもりあるん?」
晃「まさか,修羅道に堕ちることこそ俺の正道だ」
甲「なんや,心残りなん?」
晃「炎姉が見たら,なんつーかなぁ・・・とな」
甲「炎狐がどないしたん?別段特に気にするタマでもないやろ」
晃「うちに居る炎狐じゃねぇよ,師匠の方の炎狐・・・紛らわしいな,天狐だ」
甲「そんなもん居ったんやな?僕みたこと無い気がするんやけど」
晃「お前らが来てすぐに九尾乃本家を継いだからな.ババァを除けば俺と炎狐位しか知ってる奴はいねぇよ」
甲「んー・・?なんやおかしいな」
晃「なにがだ?」
甲「九尾乃家継いだんはうちにおる炎狐やろ?」
晃「あぁ,継いでるな.『天狐』の名は襲名はして無いが」
甲「襲名した方ん炎狐,どこ行ったん?」

いぶかしむような目線を寄越す若神を見やり,そこから空を見上げて懐かしむように微笑を浮かべ――

晃「死んだよ」

微笑んだまま続く言葉に,けれど若神は特に衝撃を受けた様子もなく.

甲「なんや,そら見とるわけ無いわな.持病でももっとったん?」
晃「いや,身代わりになっただけだな」
甲「なるほどなるほど.ゴーストでも出てきたんかいな?」
晃「うむ.何の妖獣かは忘れたが・・・うちの炎狐を庇ってな」
甲「・・・ぁー,なんやややこしい思うたけど」
晃「けど?」
甲「そん時は能力者誰がおったん?いや,誰が能力者やったん?」
晃「襲撃前か?後か?」
甲「あ,もうええよ.それだけで大体分かったわ」
晃「ちなみに襲撃前も後も二人だ」
甲「わかっとるって.魂の絆,その場で結ばれたんやろ?」

そのとーり.と適当な返事を返し,懐から一枚の写真をとり出す.

晃「コイツが襲撃前の写真」

其処には目つきの悪い拳法家見習いのような少年と黒い髪の日本人形のようなくらい少女,そして炎狐が立っている.

甲「この眼つき悪いン晃やな・・・炎狐はそのまんまやし・・このおかっぱが襲名した人なん?」
晃「いや,ソッチが炎狐」
甲「は?」
晃「其処に写ってる炎狐は,襲名した天狐だ.そっくりだろ?」
甲「クソガキ集めてさっき撮ったゆわれた方が信じれるわ~・・」
晃「クソガキで悪かったな」
甲「口が滑っただけや,流しとき」
晃「・・まぁいい」
甲「人間変われば変わるもんやなぁ・・」
晃「つかお前あってるだろ?」
甲「ん?おうとった?」
晃「お前らと同じ場所で拾ってきたんだぞ?」
甲「ん?・・・ぁー,もしかして教会におった・・・・変わりすぎやろ!?」
晃「滅茶苦茶暗かったからなぁ,正直魂の絆のせいで心が砕け散ったかと」

滅茶苦茶にイイ笑顔でそう評する志乃神.

甲「笑い事ちゃうやろ・・・」
晃「笑い事だ.俺があいつを殺さないのは天狐の面影があるからだしな.
  元に戻ったら,別に死のうがなんとも思わない自信があるな」
甲「やろな,これまで此処で死んでるんは二人だけちゃうやろし」
晃「いちいち気にしてたら生きていけねぇよ」
甲「一応長い付き合いの姉弟やろ?」
晃「初対面から印象最悪だからソレは哀しむ理由になら無いな」
甲「どんなんやったん?」
晃「そうだな・・全体的に世界に興味が無い様子だったが」
甲「天狐?の人もようそんなん相手にしとったな・・」
晃「純粋に子供好きだったからな,俺も世話になってたし」
甲「今の炎狐とは格が違うわけやな」
晃「教会に居たとは思えんほど大罪に染まってるからな」
甲「欲望まっしぐらや・・・」

晃「そういうわけでよ.家名襲名はめでたいが
  俺と居ながら炎狐がああなった件についてはかなり絞られそうだなと」
甲「死んでから考えーや,どうせこの世に魂なんて不確かなもんはあらへんよ」
晃「いいのかよ,霊能力者全否定」
甲「焼きついた思いを受信できるってだけやろ?」
晃「・・・そんなもんか」

甲「で,引き返せんって言うんは結局なんでなん?」
晃「もうすぐ人間やめるからな.俺も」
甲「え?」
晃「何だそのさも『今更かよ?』って反応は」
甲「ただの人間は阿修羅みたいに腕6つの武器なんか使えん」
晃「赤手だろ?大体思念操作だし」
甲「ただの人間は血が流れたら危ない」
晃「ソレも詠唱兵器だっての,血液を利用しただけの刃だろ」
甲「ただの人間は.怪我しても赤い血しか流さへん」
晃「・・・ソレは一影を継ぐ証だ.人間離れも当たり前だろ」
甲「・・・人間は死んでも肉体はのこる」
晃「・・・・・・・・・お見通しか」
甲「生きとんのに断末魔の瞳が反応しとんよ,かなり酷い状態や」
晃「死ぬのが先か,終わるのが先か 大体,兵はいつでも死ぬつもりで生きるもんだ」
甲「ま,学園の戦いがきりつくまでは頑張ってや」
晃「はいはい,死ななきゃ,な」

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プロフィール
HN:
雪乃・舞依
年齢:
23
性別:
女性
誕生日:
1994/09/22
職業:
中学生雪女
趣味:
読書、スライム弄り、他人と(で?)遊ぶ
自己紹介:
外の事をあまり知らなかった為に人と上手くかみ合う会話が数人にしか出来ない。喋りも沈黙の多いまったりペースだが人を弄る時だけは素が出て一方的に捲くし立てて相手を貶める。
いたずらっ子だが時々常識外れの大ぽかをする。
動物の鳴き声で幾つかウソを教えられている。
(例:猫はメェ~って鳴くんだよっ!?)
スライムマスター(幻獣使い?)
最近は割とほわほわと彼氏に甘えている。
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