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雪乃・舞依と志乃神・晃の設定などを徒然と、いや適当に・・・。SSとかバトンとかで ============================================================  このブログにおいてある作品は、株式会社トミーウォーカーのPBW『TW2:シルバーレイン』用のイラストとして、作成を依頼したものです。  イラストの使用権は雪乃に、著作権は書いていただいたイラストマスターに、全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。 ============================================================
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午前9時―――道場裏山、無音の滝上にて。
5時から四時間の基本修行のあと、精神修行という名の自殺行為に自分の命の終わりを切に感じていた。
「師匠、師匠?なんで俺はこんなに高い崖の上に居るのでせうか?」
「寝ぼけた事を言うんじゃないの。「身体を鍛えよ」の格言の元、今からアンタにこっから飛び降りてもらうためさ。」
傍に立つ女は紅と橙が入り混じった着物を婀娜に着崩し、胸元を大きくくつろげ、その豊かであまりにも柔らかな谷間を惜しげもなく晒し、キセルを吸う度に揺らし。派手な黄金色の髪をくるくると巻き、箸のようなカンザシ数本でまとめていた。
「お前も未成年だろが!煙草吸ってんじゃねぇっ!」とは思ったが言うと危険な事になるのは目に見えていたのであえて言わない。
あまり知り合いたくなかった女だが、コレが俺の師匠 九尾乃・炎狐(くおの・えんこ)である。
「キセル咥えながらのんびりと言ってるがソレってつまり俺に投身自殺しろってことでOK ?」
「分かりやすく言って欲しいなら投身した上で生き残って来いと言おうか?下の方には黒燐虫とピラニアを放しといたから、水の上を走って黒燐虫と争うか、水の中を泳いでピラニアと戦うか、好きな方を選びな~?それじゃ・・・・・・逝って来いやワレェッ!」
腰骨の辺りから生えた美しい尻尾(前に掴んだら半殺しにされた)数本を勢い良く俺の背中に叩きつけ、崖下へと突き落とした。

「おぅわっ!?・・・・っていきなり蹴り落とすなぁぁああああああああぁぁぁッッ!!!」
「まぁ大丈夫やろ、アンタも十分成長してるはずやから~」
どんどん加速していく身体、等しく小さくなる師匠・・・・・・・そして迫り来る黒燐虫&ピラニア。
「っつか、こんなもん本当に死ぬわボケーーーッ!」
「よし、後でこの二倍の高さから跳んでもらおか、黒燐虫の数も三倍で~、ピラニアにいたっては5倍ほどでええかな?(ニッコリ」
「ち、ちくしょぅ、チクショーーーー!文句一つ言えないのか!この鬼婆め!!」
「よし、今言ったの倍の数にしたるさかい、ほんまに死になや~?」
「あぁ、また墓穴った!(ガンッ!」
悪魔のような笑顔を浮かべる師匠を見ながら、滝壺へと落ちる。幸い水の透明度も高く、視界を妨げる物は無い。・・・・・無いのだが・・・・・・。
『ブハッ!?ちょっと待て、何だこの数は!』
視界を埋め尽くすほどの
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラルク、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、
ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア、ピラニア

「さ、ピラニア70匹頑張って生き残ってね~?私は道場に戻ってるから、全滅させてから帰ってらっしゃい♪」
そういってキセルを揺らしながら師匠は歩き去った。
『あんの性悪女・・・・・・何か一匹変なのも混じってるし・・・』

次々に飛び込んで噛み付いてくるピラニアを刀を振り回しながらペチペチ叩いて追い払う。
『うん・・・・MU・RI・DA☆ どう考えても普通の人間が生き残れる特訓メニューじゃねぇ!!』
ブンブンブンブンブンブンブンブンブンッ!!
途中で近づいてきた巨大魚(ピラルク)を掴んで力いっぱい振り回してピラニア達を撃退する。
『こんなアホな事で・・・・死んでたまるかぁぁぁっっっ!!行け、黒燐虫!』

更に追撃の暴走黒燐弾。腕から滲み、溢れるように湧き出した後目標である周囲のピラニアと、上に浮かぶ黒燐虫を喰らい尽くす。ピラニアの方はコレでいいが、黒燐虫同士だったら相殺されるだけだろうなぁ・・・。
ヤバ・・・・そろそろ息が・・・・。

水中に潜ったまま無呼吸運動+無駄に激しく力を使った=死亡確定。
『く、空気、酸素!死、死んでしまうわっ!』



――――――――――――――――――――――――――――――――――――
陸に上がったあと水の滴る身体もそのままに全力で山を下る。
「おのれ、えーんーこーーー!!」
走る、走る・・・・山道を駆け、木々をくぐり、風を追い抜き・・・・・道場の扉へと!
「あんなもん洒落にならねぇよ!マジで殺す気かぃ!」
走り込んで開けたドアの先・・・・・そこで師匠は―――――

――――――――せんべい食ってゴロゴロしてやがった。

「あ、お帰り、遅かったね~」
「・・・・・・・・落ちてから20分程しか経ってないんだけど?」
「遅い遅い、5分で帰ってこなきゃ?」
怒りがすごい勢いでこみ上げてくるが、いや・・・・・もういい、コイツはこういう奴だ、諦めよう。
人を死地に放り込んでおいてせんべい食ってるのはとてもムカつく所だが、言ったらきっと嫌がらせを受けるに違いない。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・で、今日はコレで終わりでいいのか?」

「うん、今日は終わりね~。明日はさっき言った様に数増やすから、死ぬ気で頑張れ?」
きらっ☆とか効果音が出そうなくらい良い笑顔で宣告する師匠。
「・・・・・お前は一回地獄に堕ちろ」
「じゃぁ明日は三倍で♪百回死・ね☆」
「明るく死刑宣告すんな」
「百回、死んだほうが良いんじゃない・・・?」
「哀れむような眼つきで言うな」
「ま、死なない程度に死んできなさい?」
「疑問系で人の人生に止めを刺す気か・・・・・
・・・・・・とりあえず終わったなら今から病院行って来るけど、伝言あるか?」
「じゃぁ、ん~とね~?『次会ったら全力で可愛がってあげる』って言っといて~」
「よく分からんがそのまま伝える・・・・・覚えてたらな」
何か薄ら寒い物を炎狐の口から感じつつ道場をあとにする。

病院への道を歩きながら急に曇りだした空を見上げる。
「・・・・・・・雨、降りそうだな」
ポツリと漏らし、そのまま病院へと走り出す。
何かを感じたわけでもなく、呼ばれた気がした訳でも無く。
―――ただ、昨日の幼馴染の様子がおかしかった事が気になって、全力で病院に向けて走る。
コレが胸騒ぎなら雨が降りそうだったから走ってきただけだと言い訳も出来る。
ただ、無性に気になって会いたくなったとは、断じて悟られたく無いからな。

そして駆け込んだ病室の先で―――俺は赤い部屋を見た。

誰かの何かで染まった病室は・・・・・・蠢く何かとナニカとなにかと死体と其処から漏れる紅い液体で構成されていて・・・・・・・・
その蠢く何かはゾンビで・・・・・・・・死体は***で・・・・・・・・ダレカノナニカハ、赤イ液体ハ血デ――――――



そこで、生まれて初めて心の底から・・・・・・・・・・

        ――――――皮肉な事に守るべきものの死で、心応剣を完成させ――――――

ただ一つの感情で、心を塗りつぶされ、魔剣士として本当の意味で覚醒した。
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プロフィール
HN:
雪乃・舞依
年齢:
23
性別:
女性
誕生日:
1994/09/22
職業:
中学生雪女
趣味:
読書、スライム弄り、他人と(で?)遊ぶ
自己紹介:
外の事をあまり知らなかった為に人と上手くかみ合う会話が数人にしか出来ない。喋りも沈黙の多いまったりペースだが人を弄る時だけは素が出て一方的に捲くし立てて相手を貶める。
いたずらっ子だが時々常識外れの大ぽかをする。
動物の鳴き声で幾つかウソを教えられている。
(例:猫はメェ~って鳴くんだよっ!?)
スライムマスター(幻獣使い?)
最近は割とほわほわと彼氏に甘えている。
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