シリアスなんて書けないの・・・（ぇ

代替品・・・少女がモトメルモノハ唯一つ。

己の空虚を埋める物。
死せる父母を模る者。

迷宮の迷子亭、そこは・・・『　　　』が集まる屋敷。
些細な『　　』から、重度の『　　』まで幅広く受け付ける、監獄。
入居者同士が見張りあい、相手を留めるストッパーとなるための収容所。
そのお屋敷の、ある日の朝。

志乃原「・・・・ふんっ！・・・・やッ！・・・はぁっ！」
豪快なスイングで風を切る釘バット。
ソレを振るう少女は、どこにでも居そうな・・・・・・・・・・
ヤンキーだった。
志乃原「よし！これで１０００回目だ！」
やがて日課を終えた少女は、バットを仕舞いその場をあとにする
アレだけバットを振るっていたにもかかわらず、その呼吸は乱れておらず・・・
むしろ意気揚々と駆け足で屋敷の中へ駆け込んで行った。

星詠「本当にいつも、元気ですわね～・・・」
志乃神「かなり変わったのでござるよ、ココに来てから」
星詠「はぁ、そうなのですか？」
志乃神「最初はもっと・・・そうさな、ジェノ坊と同じような人形であった」
星詠「あら、ジェノ君は結構感情が前面に出てますわ？」
志乃神「ソレはお主と墓守の師匠だけでござるよ。他のもの達とは、あまり喋りもせん」

星詠「はぁ、皆様変わって来てますのね」
志乃神「学園の人々との交流が良い影響を与えているのであろう
　　　　　しかし、その半端な口調はどうにかならんのかお主は・・・」
星詠「最初に言葉遣いだけでも覚えておけといったのは、貴方ですわ」
志乃神「確かに言い渡した、しかし何で中途半端な下僕口調、
　　　　　そして一人称が「ボク」でござるか？」
星詠「倉庫に積んであった漫画に書いてありましたの♪働く女性は「メイド口調」らしいですわ～
　　　　ソレと、ボクは『下僕』のボクですの」
志乃神「一般常識をもう一度学んで来い。話はそれからだ、でござるよ」
星詠「そういうご自身もそのござる言葉は、古いですわよ？」
志乃神「良いでござろう？ブシドーでござるよ」


志乃原「何をやっている？あの二人」
白羽「ほっとけ、いつもの口喧嘩だろ」
志乃原「それなら、放っておくか。すぐに終るだろうしな！
　　　　　・・・鴉殿も、一ッ風呂浴びんか」
白羽「禊もかねて、誘われてやろう」


珀森「八卦迷宮陣！！」
星詠・志乃神「わぁーーー！！！？」
珀森「貴様らは・・・・・・朝っぱらからナニヲシテイル・・・・・？」
志乃神「あぁ、いや・・・コレは少しおしゃべりをだなぁ」
星詠「そ、そうですわ♪ちょっと休憩がてらにおしゃべりを～・・・おほほほほ」
珀森「言い訳を聞いているのではない・・・事実のみを正確に述べろと
　　　　いつも言っているだろう？少しは、学習せんかバカモノ！！」