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一般の世界とは完全にかけ離れた非常識が巣食う
・・・否、己の常識に合わせた部屋と言う箱庭の提供場
言ってしまえばある種の安息の地を意図して作られた医療施設。
其処に住む者同士でも相手を把握していないことも多々ある、
また箱庭に留まり過ぎる者すら居る現状も手伝い・・・
この屋敷の正確な収容人数を窺い知ることは出来ない。
ただ一人。館主を除き―――
そして館主の部屋。
人の住む部屋と言うよりは応接間と言うほうがしっくり来る雰囲気をかもし出されている。
その中の向かい合ったソファに今、少年と少女が居た。
晃「で、いきなり呼び出して話ってのは何だ、ドピンク野郎」
館主「ピンクじゃ無いのに~~、も~せっかく面白いの見つけたから呼んで上げたのに~」
晃「いや、お前はピンクで十分。人を騙すようなドピンクはマトモに名前を呼ぶ価値もねぇ」
館主「ひーどー~~見せないよ~?コーちゃんの血筋の情報残ってタから集めてあげたのに~」
晃「何故コーちゃん、コチュジャンか何かの仲間か俺は。あとデータだけよこせ、後で見るから」
館主「晃でコウ。志でココロザシ~。だ~か~ら~コーちゃん、撤回と拒否は認めないからね~♪」
晃「OK、黙殺してやる」
館主「ま~どっちでもいいんだけど~~~(データポイ」
晃「もっと丁重に渡せや!?」
館主「ねーむーいーからーやー。感想だけは後で聴き行くから~~考えといてよ~?」
晃「・・・そのまま眠って忘れてろ」
===+===+===
晃「とにかく一度見てみるまでは何とも言えんが・・・【凌神】・・・どんな一族だったんだか」
志乃神家に引き取られる前に名を連ねていた、己の血族の名は やはり実感の無い空虚なものだった。
≪テキストファイルを開きます よろしいですか? はい/いいよ≫
晃「どっちも同じ意味じゃねぇか!小ネタはさむなよ・・・あの阿呆」
ツッコミもそこそこにテキストを開く。
まず目に入る≪凌神・確≫
其処に書かれたのは父親の名前。
神を確かに凌いだ、と言う意味なのか、
神を凌いでいるのか確かめるという意味だったのか。
はたまた、そのどちらでもないのか。
どうでも良い事だが、直系の嫡子に対してのみ文章として成りたつ漢字が当てられたらしい。
・・・だけどタシカはねーわー
いや、家系図の上のほう見たらアラタとかもっとありえねぇの居るけどな・・・
『
≪凌神・確≫
―――享年 20歳
志乃神・幻宗の手により斬殺。
≪凌神・澄狩≫
―――享年18
同じく幻宗により斬殺。
これにより、凌神の血筋は根絶。』
幻宗・・・・・・・え、これうちのババァ(義母)の名前なんですけど。
なにしてんのババァ・・・。
『追記:桜耶より
一応公式にある記録では既に血縁者は誰も居ない事になってるけど数名はまだ潜伏ちゅーかも~
だってココにも一人居るし♪
さて、ココまでは簡単に探せたんだけど
次の項目はちょっと穴だらけ、だ・か・ら ちょこちょこ更新していくから、よろしく~~~』
晃「中途半端なんかいっ!」
『一応YOUのおとーさんの生き様ぐらいは掴めたから書いとくね~?』
晃「・・・何だよ生き様って」
『我は狩人
強き相手と戦い 首を狩り
その戦いの緊張に名誉と命をかける者なり!
平和を渇望し 安穏と魂のくさるにまかす 雑多とは違う!!
勝ってなお震える腕を上げよ!!
極限を生き抜いて ただ一人栄誉の味に酔え!!
例えこの道が、滅ぶサダメにあろうが
俺は俺の業に従い、狩り続ける
それが ≪狩人≫ だ 』
晃「うわ・・・さすがと言うかなんと言うか・・・俺と同レベルで痛々しい
・・・というかそんな親子の共通点イラね」
『あと分かったのは使ってた武器位かな~~・・・なんか「業通丸」とかいうへんな刀だって~
あ、刀と言うより打撃武器?んー・・・篭手?あぁ・・でもでも赤手かも?』
晃「適当だな・・・っつか形状バラバラすぎだろ・・・どんなゲテモノ武器だ」
『一応場所は検討付いたからまた蒐集しておくね?
以上、今回のレポートを終わりまーす♪』
晃「・・・・なんか微妙」
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いたずらっ子だが時々常識外れの大ぽかをする。
動物の鳴き声で幾つかウソを教えられている。
(例:猫はメェ~って鳴くんだよっ!?)
スライムマスター(幻獣使い?)
最近は割とほわほわと彼氏に甘えている。